小さな米農家2525ひとときのお米の保存方法
お米の収穫は年に1度
2525ひとときでは5月に田植えをして9月に稲刈りをしてお米を収穫します。
この年に1度の収穫分を次の年の収穫までの1年間で自家消費したり販売したりします。
収穫してから次の収穫までの1年間は「新米」という扱いになり、新しいお米を収穫した時点から「古米」という扱いになります。
新米と古米ではお米の鮮度が違うので、味も香りも水分も含めた全体のおいしさが古米の方が少なくなっていきます。
ただ、新しく収穫するまでは新米扱いであるとはいえ、古米になった瞬間から急においしくなくなるのではなく、だんだんと少しずつ新米から古米に向けて変化しているので、新米を収穫した時点から古米に向けての劣化は始まっています。
因みに2525ひとときではみなさんにできるだけおいしいお米を食べてもらいたいので古米があっても古米の販売はしておりません。
お米は乾物
あまり意識したことはないかもしれませんが、お米とは乾物です。
稲穂についた籾(モミ)を脱穀し乾燥させて玄米にします。この時に乾物になります。
乾物になっていて生ものではないので長期保存ができるんですね。
とはいえ、乾物であっても保存状態が悪いと劣化速度が加速します。
1年間保存しておかないといけないので少しでも劣化速度を遅くすることがおいしさを保つことにつながります。
全ては保存環境によっておいしさが保てるかどうかが決まります。
米農家では大量のお米を保存している
稲刈りした時に1年分のお米を収穫するのでお米の保存庫はいっぱいになります。
米袋は1袋で30㎏の玄米が入っています。因みに米農家では1袋は「ひとふくろ」ではなく「いったい」と言います。なので数え方も「1袋(いったい)、2袋(にたい)、3袋(さんたい)…」と言います。2525ひとときでは毎年90袋前後分のお米を収穫しています。重さにすると1袋30㎏なので、2700㎏くらいですね。
お米の保存庫はお米の保存に適した12度で中が保たれているので、収穫したお米はこの中で保存しておくとかなり劣化の速度が遅くなります。
なので2525ひとときのお米をたくさん買っていただいているお客様でもこの保存庫の中で保管しておいて、必要になったらご連絡をいただき発送するので、おいしさをできるだけ損なわない状態でお手元に届くようにしています。
キッチンでは米櫃に保存
ただいくら保存庫の中が保管に適しているとはいえ、毎日食べるものなのでお米を炊くときに毎回保存庫に取りに行くのはものすごく面倒です。1ヶ月分くらいのお米はキッチンに置いておきたいところです。そこで役に立つのが米櫃(こめびつ)です。キッチンでお米を保存しておくところですね。
とはいえ米櫃にも種類がいろいろあります。キッチンは寒暖の差が激しく湿度も高いので虫やカビが好む環境です。キッチンでの保存期間が1ヵ月であっても保存環境が悪ければあっという間に劣化が進みます。プラスチック製の常温保存のものは保存環境が良いとはあまり言えません。
そういうところにいれるくらいなら密封容器に入れて冷蔵庫の方が虫やカビは付きにくいです。しかし、冷蔵庫でも保存環境がお米に適しているというわけではないので、おいしさは保たれにくくなります。
一番のおすすめは冷蔵機能付きの米櫃です。お米の保存に適した温度と湿度で米櫃内を保ってくれるので、精米したお米でも劣化が進みにくくお米のおいしさが保たれやすくなります。
我が家で使っているのはMK精工が出している「米冷え~る」の容量30㎏のものです。
使いやすいし保存に適してるし重宝してます。
米冷え~るは30㎏タイプだけでなく10㎏タイプと20㎏タイプもあります…と紹介するためにリンクを貼ろうと思ってホームページを確認したら生産終了してました!うわぁ~、紹介できない💦と思ったのもつかの間、新しいシリーズが出ていました。良かった~💦
今生産しているものはプレミアムタイプの「冷えっ庫」、スタンダードタイプの「Cool Ace」、スリム&コンパクトタイプの「RICE COOL」と3タイプあり、それぞれの中でもいくつか種類があるようです。
詳しくはこちらからどうぞ
https://www.mkseiko.co.jp/ls/products/rice-bin/
一般家庭では保存状態の良いお米の購入と冷蔵機能付きの米櫃を
2525ひとときでのお米の保存の仕方についてご紹介してきましたが、一般家庭で1年分の大量のお米を保存しておくのは現実的ではないので、できるだけ劣化していないおいしいお米を食べたい方は、米農家やお米屋さんで保存状態の良い劣化の少ないお米を購入し、冷蔵機能付きの米櫃に入れて使い、米櫃が空になってきたら買い足す。という方法が最もおいしい状態でお米を食べられると思います。
気になる方はぜひ実践してみてください。
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2525ひととき
【2525ひととき】では、愛媛県で最も標高の高い町《久万高原町》で栽培したお米を販売しております。「秘境」久万高原の清流と高原の気候が育んだ、旨みとしっかりした食感が魅力のおいしいお米を全国にお届けいたします!品種はコシヒカリで久万高原清流米の基準で作っており、安心してお召し上がりいただけます。ぜひ一度ご賞味ください。
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