山の中で生活する山の町

2525ひとときがあるのは愛媛県で最も標高の高い町である久万高原町です。クマコウゲンチョウと読みます。

標高が高いという事は町自体が山であるという事で、町内の標高が1番低いところで200m程、1番高いところで1982mあり、そこは西日本最高峰の石鎚山の山頂です。

町自体が山にあるので家も学校もお店も仕事場も全ては山にあります。ただ、ある程度人が行き来する場所は山の中といえども開拓されているので森の中ではなく日当たり良好なところも多いです。そのような日当たりの良いところは田んぼや畑や家が多くあります。

 

山の町の仕事「林業」

2525ひとときでは田んぼの作業やお米の出荷が作業がない時は山で木を伐る仕事をしています。世間では林業と言われています。

林業というのはとても広く深いので、本来は木を伐るだけが林業ではありません。地拵え、植林、下草刈り、枝打ち、作業道開設、間伐、搬出…などたくさんの仕事があります。それぞれに斜面の傾斜、土質、水の流れ、風向き、日当たりなどを考慮した作業が必要です。どの仕事も林業の一部なので、全ての作業をする人でも、どれか1つの作業を専門でする人でも、みんな総称して「林業」と呼ばれます。

林業は実はとても危険度が高く、建設業の14倍死亡率が高いと言われています。そのため、身につける装備品はどれも防御力が高いものが多く価格も結構な値段で、足の先から頭のてっぺんまで全て合わせると10万円は軽く超えます。でもそれで命を守れるなら安いものです。お金を出して安全を買っています。

 

山の神様に1年間の安全をご祈祷

山で生活しているので年明けには山の神様のいる大山祇神社へ参拝して1年間事故や怪我がないようにご祈祷してもらいます。

という事で、今日は大山祇神社へ行ってきました。

 

大山祇神社について

大山祇神社はオオヤマヅミジンジャと読みます。愛媛県今治市のしまなみ海道にある大三島の中にあります。しまなみ海道で大三島の隣には広島県の生口島(イクチジマ)があるので、だいぶ県境です。

高速を降りてから車で10〜15分くらい走ると大山祇神社に着きます。神社の周りには道の駅など、車を停める場所はたくさんあります。

大山祇神社の御祭神は大山積大神という神様で、天照大神の兄神で全ての山の神の親神にあたり、海上安全の守護神でもあるというものすごい神様です。