玉ねぎの葉が倒れたら収穫サイン

玉ねぎの葉は玉部分から空に向かってピンと立っています。

それが倒れたら「そろそろ収穫だよ」というサインです。わかりやすく教えてくれているので助かります。

ただ、倒れたからといってもすぐに収穫するのではなく、葉が倒れて1週間くらいしたら収穫するのがいいと言われています。

これは、葉が倒れていても葉が緑色のうちは光合成を続けていて玉がまだ肥大成長しているからです。

「じゃあ葉が倒れてももう少し放っておこう」と思うかもしれませんが、葉が倒れて葉が緑色ではなく茶色に枯れ始めてからの収穫だと今度は時期が遅れてしまいます。収穫時期が遅れると腐りやすくなり乾燥させても長く保存できなくなります。

 

晴れた日に収穫する

晴れた日が数日続き、土がよく乾いている状態の時に収穫します。

理由はもちろん収穫の後に長く保存させるためです。

収穫時期に濡れているとやはり腐りやすくなってしまうので長く保存できません。

晴れた日に収穫した後も2～3日天日干しして表面をよく乾かします。

玉ねぎの収穫時期は梅雨入りと重なるので、収穫のタイミングの時に雨が続きそうであれば、収穫時期よりも少し早くても晴れた日に収穫してしまいます。

せっかく育てた玉ねぎを腐らせてしまうのはもったいないですもんね。

 

収穫するときは葉を残す

葉は短くせずに長いまま収穫します。

葉の付け根を持ち、まっすぐ上に引き抜きます。

葉を短くしてしまうとそこから雑菌が入り腐りやすくなることがあるのと、後で吊るして干すため葉は長く残します。

どうしても葉を切りたい場合は葉の根元から15cmくらい残したところで切りましょう。

葉が生えているところとは反対のところヒゲのような根っこが生えています。

根っこがあると根から水分を吸収して乾きにくくなってしまうので、根っこは切っておきます。

手で簡単に切れます。

 

収穫した後はとにかく干す

先ほど収穫したら2～3日天日干しすると書きました。

天日干しして表面が乾いたら葉の部分を3～4個まとめてヒモで縛り、風通しの良い日陰に吊るしておきます。

こうすることによって腐らせずに長く保存することができます。

もちろん、乾かさなくても収穫直後にすぐに食べることも可能です。

新玉のおいしさを味わえるのはこの時期だけなので、おいしいうちに食べられる分は食べてしまいましょう。